投稿日:2025年(令和7年)12月30日
ブログ分類:雑考ブログ
今年、私が一番遠出したのは、6月に行った大阪です。
大阪に行った主目的は、ローソン1号店に行くことで、そのついでと言っては何ですが、前々から乗りたいと思っていた阪急電鉄の観光電車「京とれいん 雅洛」号にも乗ってきました。それについては、以下のブログに書きました。
そして、今年の大阪といったら、何といっても万博でしょう。いろいろ問題もありましたが、ネットで行った人の評判を見ていると、概ね好評で、また、経済効果も大きかったみたいで、総合的には成功と言っていいのではないでしょうか。
私も大阪に行った際、万博に行ってきました。今更ながら、私なりの感想を書きたいと思います。
パビリオン予約は、抽選制にすべきだったと思います
今時のイベントらしく、入場券の購入やパビリオンの予約も、全てWEBで完結するのは、とても良かったと思います。
ただ、全て早い者勝ち制だったんです。
私は万博は思いつきで行った感じで、事前に綿密な計画を立てて行ったわけではなかったので、希望通りのパビリオンに行けなかったのは、ある程度仕方がなかったと思います。
しかし、テレビやネットを見ていると、人気のパビリオンに何回も行った、という方もいらっしゃいました。やはり早い者勝ち制にすると、時間に余裕がある人が有利になってしまうのかな、と思ったんです。
むろん、税金を使って開催したイベントに閑古鳥が鳴いていたら、どんな批判が浴びせられたかと考えると、運営側としてもリピーターの存在はありがたかったと思います。でも、商業イベントならともかく、万博は期間限定の、何十年に一度の公的イベントですので、より多くの人がいろいろなパビリオンに行けるようなシステムの方が良かったのではないか、と思ったのです。
同じ国家的イベントである、2021年に開催された東京オリンピック。こちらも、WEBでチケット申し込みができましたが、完全に抽選制でした。
第一次抽選は2020年5月。いろいろな競技種目のチケットがある中、一人30枚の上限で申し込むことができました。申し込み期間は3週間で、早い者勝ちではなく、期間内に申し込んでおけば、翌月に抽選があって、当選者が決定する、という仕組みでした。WEBだから24時間申し込み可能で、時間のある人もない人も、等しく応募することができました。
でも、そうなると、とりあえず申し込んでおこうか、という人も出てきます。それを防ぐために、当選後2週間以内にチケット代を振り込まなければならなかったのですが、当選したチケットは一部キャンセルはできず、当選分全てを購入するか、当選分全てを棄権するか、どちらかしかできないシステムでした。
結局無観客開催となって、購入金も全額返済となりましたが、全体としてなかなか上手いシステムだったな、と思います。
大阪万博はパビリオンの入場自体は無料だったから、東京オリンピックと条件が全く同じ、というわけにはいかなかったと思いますが、パビリオン予約はオリンピックのように抽選制が良かったのではないか、と思いました。
もちろん、とりあえず申し込んでノーショウする利用者を排除するために、キャンセルや再申し込みに制限をかけて、より多くの人がいろいろなパビリオンに行けるようにすることも必要です。WEBチケットなら、その辺の管理も容易にできたと思います。
いずれにしてもWEBのシステムをもう少し上手く活用すれば、より多くの人が様々なパビリオンを体験でき、かつ、当初目指していた「並ばない万博」も実現できたのではないか、と感じたんですよね(ただ、結果としては、大行列ができたことで「万博盛り上がっているね」という見え方にはなったのは、良かったと思います)。
まるで騙すかのようなユーザーインターフェイスは良くないです
入場券の予約も???のところがありました。
というのも、入場券はそれぞれ入場時刻が決められていて、9時、10時、11時、12時、17時の5つのカテゴリーに分けられていました。
それについては、入場者を分散させることで、スムーズに入場させるという意図が感じられて良いと思ったのですが、もし、購入した入場券の入場時刻に間に合わなければ、その後の時刻で入場できるシステムだったのです。
これはちょっと意味がわからなかったです。17時以降の入場券は3700円に割引されたのですが、それ以外の時間帯は入場料は同じ。それなら、早い時間の予約が集中するのは当たり前です。9時の入場券を予約したとしても10時に行っても11時に行っても入ることができるのですから。
入場者を分散させたいなら、17時以降だけでなく、各入場時刻ごとに料金に差をつけるべきだったと思います。
ちなみに私は直前に予約したため、午後の時間しか空いていなかったのですが、毎日パソコンに向かってリロードし続けていたら、なぜか10時や11時に空きが出る瞬間があって、結果的に10時をゲットできました。しかし、旅費節約のため夜行バスで行ったため、時間的には9時入場も余裕でできたのですが、9時の入場券はゲットできず、ちょっと時間の無駄が出てしまいました。

それから、もっとわからなかったのは、入場券の券種です。私は平日に行ったのですが、WEBで入場券を購入した時、下のような画面が出たのです。

これ、どのチケットを買えばいいかわかりますか?障害者手帳を持っていなくて、3歳以下でもない人が、平日に購入するチケットです。一番上の「一日券」を買いそうになりませんか?
当然、「一日券」は「いつでも1回入場可能」と書いてあるから、曜日関係なく入れる、ということです。
ところが、その下には「平日券」なるものがあるのです。「土日祝を除き1回入場可能」と書いてあります。「平日のみ」をなんでこんな回りくどい書き方にするんでしょうかね〜???しかも、上の「一日券」との兼ね合いで、入場に時間制限があるように錯覚しませんか?
これは迷いました。しかも、「一日券」は7500円で、「平日券」は6000円。1500円も差があるのです。
結果として、私は「平日券」を買って問題なく入場でき、一日中いることができたのですが、平日予約の画面で「一日券」も購入できる意図は何だったんでしょうか?
実際、とあるユーチューブを見ていたら、平日に行って入場料は7500円だった、と話している方がいて、平日に「一日券」を購入した方も結構いらっしゃったのではないのかな〜、と思いました。
普通の感覚なら、「平日券」「土日祝日券」と分けて、平日予約の画面では「土日祝日券」をグレーアウトにし、土日祝日予約の画面では「平日券」をグレーアウトにするUIとなるはずですが、何か他に特別な意図があったんでしょうかね〜?(あるいは、「一日券は、土日祝日は1500円アップします」とすれば、単純でわかりやすかったと思います)
と、大阪万博に対する私なりの苦言は、この程度のもので、全体的には素晴らしいイベントで、行って良かった、と思いました。
大屋根リングは残して欲しかった
一番良かったのは、大屋根リングです。実際に見て、昇って、歩いて、下で休憩して、どれも素晴らしすぎました。
大屋根リングはいろんなところで好評され、残して欲しい、という声も多かったのですが、もともと万博期間限定の仮説建築物として造られたため、残すことはできなかったようです。結果論にはなりますが、これほど評価が高ければ、もっとお金をかけて本格的な建築物として建てて、円の中に跡地に予定されているカジノやホテルを造って、大屋根リング上からIRを一望できるようにすれば、相当の観光資産になったのではないか、と思います。
入場自体はスムーズで、係員の対応もグッド!
入場ゲートにはたくさんの人が並んでいて、30分くらい行列に並んだのですが、入場時刻になった後は、実にスムーズに入場できました。手荷物検査も、カバンを開けてチェックする方式ではなく、空港のようなX線検査でスイスイ。ゲート口もたくさんあって、良かったです。
それと、係員がみなさん丁寧で親切。これはゲートだけでなく、会場内の誘導や清掃の方の対応もとても感じが良くて、すばらしかったです。
私の偏見かもしれませんが、大阪は公共施設も商業施設も、従業員の方は愛想が良くて感じのいい応対をする方が多い印象。さすが「商都」と言われるだけあるな、といつも感心するんですよね〜。
私が万博に行ったのは、1985年のつくば万博以来2回目でした。会場最寄りの、大阪メトロ中央線の夢洲駅のホームの階段です。この時点で、テンション上がりました。

夢洲駅からゲート口までは少し歩きました。

東ゲートから入場しました。

入場は実にスムーズ。

事前に全くパビリオンの予約はせず、最初はあまり行列のできていなかったルクセンブルク館にイン(それでも40分ほど並びました)。

ルクセンブルク館の映像を使ったアトラクションです。

伝統工芸館では、漆塗りの地球儀を見ました。

バルト三国のラトビア/リトアニア館は、すっきりした展示でおしゃれな感じでした。

カンボジア館では、一面に実る稲穂(造り物)が!

チリ館もステキでした。

単独でパビリオンを出さない、アジア、アフリカ、南米の国々がブース形式で参加しているコモンズ館。いろんな国の文化を一気に体験できてお得でした。



と、私が行ったパビリオンは以上。ルクセンブルク館以外は、ほぼ待ち時間ゼロのところばかり。「ひとり並ばない万博」の実践、といったところです。でも、フラッと入ったパビリオンの国でも、かなり親近感を持つようになりましたので、これも万国博覧会の醍醐味かな、と思っています。
大屋根リングは素晴らしいの一言。



実は大屋根リングのさらに一段高いところにも回廊があって、大阪湾を一望できて、景色は最高でした。

大屋根リング上から、一番行きたかったイタリア館をパチリ!

当初は酷評されていた、公式キャラクターのミャクミャクも、いつの間にか人気者に。

会場内には、ミャクミャクのマンホールもありました。なかなか良いデザインですよね〜。

実は、当日スマホ画面をリロードし続けて、とあるパビリオンの20時の回の予約を何とか取れたのですが、もうその時間は疲れて、結局行くことなくキャンセル。一応21時近くまでいたのですが、最後の花火を見ることもなく、地下鉄が混む前に早めに退場しました。
