田村トレイ(田村拓人)の近況と活動の御案内

プロ野球で10年間、リーグ勝率1位もしくは日本シリーズに出場していない球団の親会社は、強制的に交代させるのがいいと思っています。

投稿日:2025年(令和7年)11月28日

ブログ分類:雑考ブログ

今日11月28日は、プロ野球の第1回日本シリーズで優勝チームが決定した日です。今から75年前の話です。

日本のプロ野球は、1950年にセントラルリーグ(セ・リーグ)とパシフィックリーグ(パ・リーグ)に分裂。そして、アメリカのワールドシリーズに倣って、それぞれの優勝チーム同士が7戦制で日本一を争う日本シリーズ(第1回のみ「日本ワールドシリーズ」という名称)が開催されました。

第1回日本シリーズは、セ・リーグ優勝の松竹ロビンスと、パ・リーグ優勝の毎日オリオンズが対戦し、11月22日から28日まで行われ、毎日オリオンズが4勝2敗で日本一となりました。11月下旬とずいぶん遅い時期の開催です。当時はドーム球場もないですが、寒くはなかったんでしょうかね〜。

毎日オリオンズは、毎日新聞社が親会社の球団で、1958年のシーズンから大映スターズと合併し、毎日大映(通称:大毎)オリオンズとなり、1964年から東京オリオンズ、さらに1969年に製菓メーカーのロッテがスポンサーとなってロッテオリオンズと改称、1992年から本拠地を千葉に移転し、チーム名も「千葉ロッテマリーンズ」と変わって現在に至っています。

さて、現在の千葉ロッテマリーンズですが、12球団の中でリーグ勝率1位が最も遠ざかっている球団となっています。最後にリーグ勝率1位となったのは、なんと1974年。51年間もリーグ勝率1位がないのです。パ・リーグはその後、前・後期制やプレーオフ制、クライマックスシリーズの導入などがあり、リーグ優勝や日本シリーズの優勝は成し遂げていますが、年間の公式戦の勝敗数に基づく勝率で言うと、51年間1位になったことがない球団となっています。

その千葉ロッテマリーンズの本拠地球場は、千葉市にあるZOZOマリンスタジアムです。ZOZOはファッション通販の大手企業で、2016年にスタジアムの命名権を取得しました。さらに2018年には、ZOZOの当時の社長である前澤友作氏がSNSで、プロ野球の球団を持ちたいと書き込んで、話題となりました。

具体的にどの球団を経営したいのかは明言しなかったものの、前澤社長は千葉県出身で、スタジアムの命名権も取得していたこともあって、一部のファンは「千葉ロッテマリーンズをZOZOが買収か!?」と色めきだちました。

これに対してマリーンズの当時の球団社長は「球団を手放すことはありえない」「交渉のテーブルにも乗らない」と完全否定。その後ZOZOはLINEヤフー(ソフトバンクグループ)の傘下となり、球団買収の話は立ち消えになりました。

ロッテといえば、言わずと知れた優良企業で、パ・リーグの不遇時代も球団を持ち続けた、日本のプロ野球、特にパ・リーグにとって功労企業であることは間違いありません。

でも、パ・リーグは6つしか球団がないのに、50年以上勝率1位がないとなると、球団経営的にどうなの?と思わざるを得ないんです。お金をかければ強いチームができる保証はないものの、近年のパ・リーグ優勝の常連のソフトバンクや日本ハムに比べると、ロッテの球団経営熱はちょっと弱いのではないかな、と感じてしまうんですよね。もし前澤社長が買収していたら、どんなチームになったのかな、と想像することもあります。

ところで、ロッテ球団の前進である毎日オリオンズは大映スターズと合併した、と書きました。スターズの親会社は映画会社の大映で、社長の永田雅一氏は大の野球好きで、東京の千住に専用球場を作ったり、一球団のオーナーにもかかわらず、パ・リーグ総裁にもなってしまうという熱の入れようでした。

それで、パ・リーグは1957年まで7球団が所属していて、奇数では試合日程が組みにくいということで、永田氏が1957年のシーズンで最下位になったチームは強制的に合併させる、と提案して了承されました。で、結果はなんと、自分のチーム、大映スターズが最下位になってしまったのです。それで、毎日オリオンズと合併して6球団となりました。

このシステムにヒントを得て、私はプロ野球の活性案を一つ思いつきました。それは、10年間リーグ勝率1位または日本シリーズに出場できなかったチームの親会社を、強制的に交代させる、というものです。

現在はパ・リーグも地域密着が奏功してセ・リーグとの人気差はほぼ無くなり、今はセ・パの全ての球団が根強いファンに支えられ、どの球場もお客さんがよく入ります。

それに、プロ野球チームの親会社になれば、CMを流さない公共放送のNHKでも野球中継やスポーツニュースで「ヤクルト!」「オリックス!」などと企業名を連呼。企業の宣伝効果やイメージアップ、信用度アップは絶大なものがあります。その恩恵を受けられるのは、たったの12社しかないのです。

真偽の程は定かではないものの、昔、とある人気球団のオーナーは、勝っても負けてもお客さんが入るのだから、優勝なんかしたら選手の年俸が上がってしまう、と発言した、と言われています。

現在のプロ野球のオーナーの皆さんがそんな考えをしているとは思えないですが、プロ野球のチームを持ち続けている限り絶大な恩恵を受けられる一方、親会社の経営が不振にならない限り、プロ野球界から退場させられることがないため、もしかしたら既得権益化して、戦力の補強やファンサービスにかけるお金をケチってしまう球団も出てきてしまうのではないか、と考えたのです。

そこで、2016年から2025年まで、各リーグで勝率1位になったことがない球団を調べると、セ・リーグでは横浜DeNAベイスターズと中日ドラゴンズ、パ・リーグでは東北楽天ゴールデンイーグルスと千葉ロッテマリーンズだとわかりました。

さらにこの4球団のうち、クライマックスシリーズにも勝ち上がれず日本シリーズにも出場できていないのは、中日、楽天、ロッテの3球団です。

親会社の中日新聞社、楽天、ロッテは、いずれも日本を代表する大企業ですが、たとえば、名古屋ならトヨタ自動車やブラザー工業、仙台ならアイリスオーヤマなど優良企業はたくさんあるし、東京が本社のソフトバンクは福岡に、大阪が本社の日本ハムは北海道に球団の本拠地があるように、地元企業にこだわらなくてもプロ野球に参入したい企業はたくさんあると思うんですよね。

いろんな企業が参入することで、日本のプロ野球はより発展すると思うのですが、単純に私は親会社が代わって球団名が新しくなるのは、ちょっとワクワクしてしまうところがあるので、定期的に親会社の入れ替えがあったらいいな、と思っているんですよね。