解体工事が始まった原宿駅の旧駅舎の写真を撮りました!
2020年(令和2年)11月12日(木)[ブログ番号:10]
気になるスポットに行きましたシリーズ #3
今月1日創建100年を迎えた明治神宮の最寄駅はいくつかありますが、一番近い鉄道の駅はJR山手線の原宿駅です。
原宿駅といえば、ヨーロッパのお家のような、可愛らしい木造駅舎がおなじみでしたが、2016年6月にJR東日本は東京オリンピック・パラリンピックに向けて原宿駅・千駄ヶ谷駅・信濃町駅の改良工事計画を発表、今年3月に原宿駅の新駅舎が開業し、旧駅舎は営業を終了しました。
原宿駅旧駅舎は、1924年(大正13年)に完成し、東京都内の木造の駅としては最も古い駅でした。保存を求める声もありましたが、法定の耐火基準を満たすことができず、また、利用客の増大に伴い手狭の駅舎では安全性の問題もあって取り壊されることが決まり、8月より解体工事が開始されました。
先月明治神宮を参拝した際に原宿駅を利用したのですが、その時駅舎の写真を撮ってきました。
👇旧駅舎には、工事用の足場と囲いのフェンスが組まれていました。コロナ禍の影響か、以前と比べると人通りもかなり少ない感じでした。


2016年に原宿駅の改良工事計画が発表された後、原宿駅に行って写真を撮っていました。


👇この時は、すでに利用客数に比して駅舎が狭すぎて危険なため、入口と出口を完全に分離する措置が取られ、日によっては入場制限すらかかる、という状況でした。

👇「関東の駅百選認定駅」のプレートも貼ってありました。今更ながら、こんなステキな駅舎を取り壊すのは、実にもったいない気がします。

古い建物をいとも簡単に取り壊してしまうのは、もはや東京の”御家芸”という感じで寂しさも感じますが、一方で常に新しい街並みが更新され続けていく、というのも東京の魅力だと思っています。バランスが難しいですね。
👇新駅舎と旧駅舎を撮りました。旧駅舎が「あとは頼んだぞ」と言っている気がしますよね。100周年まであともう少しというところでしたが、今まで本当にお疲れ様でした、と言いたいと思います。

以上