スペルミスが話題(?)のサッポロビールとファミリーマートのコラボ商品「開拓使麦酒仕立て」を飲みました!

2021年(令和3年)2月18日(木)[ブログ番号:28]

話題のもの・ことシリーズ #1

この1年は、コロナ禍でモヤモヤしたニュースが多いですが、今年に入って、久々に私の心を掴む、好きなニュースが入ってきました!

1月5日、サッポロビールはファミリーマートと共同で開発した、伝統製法で作られたラガービール「開拓使麦酒仕立て」を1月12日に発売する、と発表しましたが、そのわずか3日後に、なんと発売を取りやめる、と発表したのです。

なぜかと言うと、ラベルに書かれた「LAGAR」の文字がスペルミスだったことが発覚したからなんです。中身の品質に問題がなく、賞味期限や成分表示などの重要な記載のミスではないものの、サッポロビールは「商品のパッケージもお客さまに提供する品質の一つ」として、商品の廃棄処分を決定したのです。

このニュースのどこが好きなのかと言うと、そのあとなんです。

たった一文字のミスで廃棄処分にするのはあまりにもったいない、との声が殺到し、1月13日にサッポロビールとファミリーマートは販売中止の決定を撤回し、2月2日より販売を開始する、と発表したのです。

1つのミスも許さず完璧を目指すのは日本社会の利点ではありますが、あまりに行き過ぎると、息苦しい社会になってしまうおそれもあります。やはり、社会には遊びの部分というか、余裕も必要だと思いますし、もともと勤勉で完璧主義の日本人はもっとリラックスして生活しても社会が崩壊することはない、と考えています。

だから、「問題ない」「もったいない」との声を上げた消費者も、その声に応えて販売を決断したメーカーも、ファインプレーだと感じたんです。

ラガービールとは「貯蔵工程で、低温でじっくり熟成させたビール」のこと。ドイツ語で「貯蔵する」という意味の「LAGERN(ラーゲルン)」が由来になっているので、正しいスペルは「LAGER」なんですね。

👇私もこのビールを買おうと思い、ファミリーマートに行きました!

👇売ってました、「開拓使麦酒仕立て」!350ml缶と500ml缶がありました。

👇「開拓」の字の下に「LAGAR」と書かれていますね。隣のキリンラガービールは正しいスペル「LAGER」になってます!

👇POP広告には「スペルは間違えたけど、味は間違いなし!」と書かれてました。

👇350ml缶と500ml缶の両方を買いました!

👇スペルミスのアップです!

👇ビールには枝豆だろう、ということで、ファミリーマートのプライベートブランド「お母さん食堂」の枝豆も一緒に買いました!

「開拓使ビール仕立て」は、明治9年に誕生した、サッポロビールの発祥である開拓使麦酒醸造所で用いられていた伝統製法で作られているそうです。

通常より手間のかかる3回煮沸製法で作る濃厚な麦汁を使った、しっかりとした飲みごたえのあるビールとのこと。

👇昔ながらのビール、といった感じで、ビール好きにはたまらないだろうな、という味でした。結構アルコールがしっかり感じられました。

サッポロビールもファミリーマートもまじめな会社だからそうはならないとは思いますが、私としては、今回を機に「LAGAR」を商標登録して、サッポロビールの伝統製法のラガービールには、固有名詞的にこのスペルを使う、となったら最高だな、と思いました。

たとえば100年後のウィキペディアに「印刷ミスがきっかけで、このスペルとなった」なんて書かれたら、すごい展開だな、と妄想もしました!

日本人は、もしかしたら学校教育の影響もあるのかもしれませんが、間違うことに対して、異常に恥ずかしく思う人たちが多いのではないか、と感じることがあります。

私も、間違うことはものすごい恥ずべきことで、絶対に人前で間違えたくない、と思っています。

しかし、齢50も近づくと、物忘れ、勘違い、記憶違いのオンパレード。でも、まだ若者と老人の過渡期なのか、間違うことはとても恥ずかしいのですが、もう少し年が行ったら間違うことにも慣れて、「てへへ、間違っちゃた、ガハハ」なんて豪快に言えるようになるのかな、とちょっと楽しみでもあります。

世界的巨大 IT企業のGoogle(グーグル)。スタンフォード大学の学生だったラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって創業されました。

当初は10の100乗を表す単位「googol(グーゴル)」を社名にするつもりでしたが、なんとドメイン登録するときに間違って「google」と登録してしまったのが、そのまま定着したそうなんです。

でも、もし「googol」のままだったら、まさにgoogol検索したときに、もともとの数字の単位の言葉とごっちゃになって、検索するユーザーにとっては、不便極まりないものになっていたかもしれません。

2019年に大ブレイクしたタレントのファーストサマーウイカさん。以前は「初夏(ういか)」名義で芸能活動をされていたそうです。「初夏」は本名(下の名前)で、6月生まれにちなんで名付けられたそうです。

しかし、ネットでエゴサ(=エゴサーチ。自分で自分の名前を検索すること)すると、検索結果は「初夏のお出かけスポット」とか「初夏におすすめの贈り物」といったものばかり。つまり、一般名詞である「初夏(しょか)」に関するページばかりがヒットして、自分の名前は埋もれてしまいます。

そこで、検索結果が上位になるように、他に使われていない言葉を使った芸名にしよう、と考え、「初夏」を英語で直訳した「ファーストサマー」を頭に付けたんだそうです。

昔なら、会社名や商品名は、消費者に覚えてもらいやすい、キャッチーな言葉を使うのが鉄則。中には、すでに知名度のある社名や商品名をもじったようなものも多かったです。

しかし、ネット時代のネーミングで大事なのは、なんといっても「オリジナリティ」。どこかで聞いたような名前、よくありがちな名前、まして、辞書の見出し語にあるような一般名詞を使った名前は絶対にNGです。

むしろ現代は、間違いや思い違い、思いも寄らない造語でネーミングをする方が、唯一無二の素晴らしいネーミングになる、と思っています。

以上